｢Jihad Vlad｣ことイスラム国(IS)のロシア人テロリストアナトリー・ゼムリャンカ

2015.12.4 21:19更新
【イスラム国】ロシア国籍の男性を斬首して殺害した男「２８歳ロシア人」と報道

ロシア政府系の情報サイト「ライフ・ニュース」は４日、シリアでロシア国籍の男性を斬首して殺害した過激派組織「イスラム国」の男は、２８歳のロシア人だと報じた。

ロシアのプーチン政権はイスラム国空爆の理由を、旧ソ連圏出身の過激派が帰国してテロを起こす事態を未然に防ぐためだと説明。殺害者をロシア人と報じることで、シリア軍事介入の正当性を強調する思惑とみられる。

プーチン政権支配下のテレビはロシア人殺害をほとんど報じていない。軍事介入への報復として自国民が犠牲になった事実が国民の動揺を招くと懸念しているもようだ。一方で殺害映像がネット上に流れた事実を踏まえ、ネットで映像を見た人を対象に、イスラム国による「帰国テロ」の脅威を宣伝したとみられる。（共同）
http://www.sankei.com/world/news/151204/wor1512040057-n1.html